てかまる日誌

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zoom RSS 日本人か? ならばちょっと来てくれ。

<<   作成日時 : 2014/06/05 07:53   >>

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「プラー・ニン」と聞いて、ピンと来る方はさすがの域に達しています。
 実はこの話、私も知りませんでした。

 これはタイ王国と今上陛下の、
 「ティラピア」という魚を介してのエピソードです。

               ◇    ◇    ◇

 タイのとあるレストランで、今や日本ではあまり見かけなくなった
 「四手網」のある風景に遭遇。

 懐かしかったので写真を撮っていたら店のオヤジさんが出てきて
 「日本人か?」と聞きます。
 そうだと答えると、「ちょっとこっちに来てくれ」と言うのでついて行きました。

 「これは、日本の天皇陛下がタイに贈ってくれたものだ。」
 店のオヤジさんが嬉しそうに指さす先、
 その濁った池の中で魚が泳いでいました。

 魚の名は「プラー・ニン」 タイではごく一般的な大衆魚。
 日本人のほとんどは、その名前すら知りません。
 かく言う私も初めて食べたのはタイに来て4年くらいたった時でした。

 タイの人々は、この魚の事を話すとき必ず
 「プラー・ニンは日本の天皇陛下がタイ国王に贈ってくれた。
 だからその名前は陛下の名前に因んで名づけたものだ」と話します。

              ◇    ◇    ◇

 今上陛下の名前は「明仁」
 仁を音読みして「ニン」、タイ語で魚は「プラー」、
 併せて「プラー・ニン」。
 在住華僑は漢字で「仁魚」と書きます。

 ナイル原産のティラピアという魚です。

 http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%A9%...

              ◇    ◇    ◇

 話は、今上下が皇太子(明仁親王)だった頃にさかのぼります。

 昭和39年12月、タイ王国を訪問された明仁皇太子殿下は、
 タイ国王(現プミポン国王)から
 「国民の栄養状態の悪さ、タンパク質不足の問題」を耳にしました。
 「特に山奥の部族は深刻である」とも。

 魚類学者でもある明仁殿下は帰国後、
 タイ国の抱える問題解決の一助として翌40年3月、
 飼育が簡単なテラピア・ニロチカという魚を50尾、国王に贈呈しました。

 国王は早速、住まいのチットラダー宮殿内の池でこれを飼育。
 1年後3〜5センチに育った稚魚約1万尾を漁業局に下賜、
 飼育・普及を命じました。

 その際、この魚を「プラー・ニン(ปลานิล)」と命名したのだそうです。

 僅か6ヶ月で300g以上にも生育する雑食性の「プラー・ニン」。

 淡白な味で美味しく、それから半世紀近くたって、この魚は
 タイの代表的な大衆魚に育ち、全土に普及しました。

 さらに、この魚の天皇陛下からの贈呈、タイ国王の普及努力の話は
 タイの学校の教科書にも載っているとのことです。

              ◇    ◇    ◇

 「日本人か? ならば、ちょっとこっちに来てくれ」

 田舎の街道沿いの古ぼけたタイレストランのオヤジさんの気持ち。
 心に染みます。
 
 http://tansoku159.blog.fc2.com/blog-entry-725.html


 この例を受けて、日本政府はその後、昭和48年(1973年)
 バングラデシュでの食糧危機に際して
 ティラピアの親魚を50万尾贈っています。

http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1926934847&owner_id=25486246から転載しました

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